言葉について

  自分の国以外へ旅に出る時、かならずぶつかる問題として言葉の問題があります。 (いろいろな地域で話されている英語やスペイン語圏などの人たちは除く) 今や旅先の言葉はできなくてもガイドブックが氾濫しているので 私の考える”旅行(りょこう)”はできますが、言葉なしでの”旅(たび)”は難しいのです。

    英語が世界標準語と言われるようになってずいぶんと経ちました。とりあえず英語の基礎 さえあればなんとかなります。今や空港や宿(安宿でも)や交通機関ではたいがい英語は 通じます。英語圏の人がうらやましい限りです。外国語というのは最初は不安ですが 勇気をもって話かけ、何度も言うことによってそれで意志の疎通ができれば自信となり どんどんできるようになって来ます。最初の勇気だけなんだと思います。完璧なことや 文法、発音、そして周囲の目などを気にすれば、どんどん口が閉じていってしまいます。 逆に完璧なのを話してしまうと、逆襲にあって何を言ってるかわからなくなったり、 怪しまれて警戒されてしまうことだってあるのです。こちらが流暢な日本語を操って 近づいてくる人を警戒するのと同じことです。

    知らない言葉の国に出かける場合、その地域の人たちとの交流をしようと思えばどうしても その国の言葉が必要になってきます。とりあえず行ってみてその国の言葉の洪水に身を置いて みましょう。時間が経つにつれ、同じ言葉が何回も聞こえるようになってきたらしめたものです。 その言葉の意味がわかれば使えるようになるのです。だいたいこのような言葉は
”やあ”、”元気?” ”じゃあね”、”そう”、”なに?”、”どこ行くの?”とかが多いものです。どうしても「行く前に勉強しなきゃ」と いう不安はあるのですが、これをすると弊害も多いのです。文法やら発音を気にしてしまうのです。
しいてあげれば、現地の言葉で

「〜〜(聞こえた言葉を入れます)は英語で何といいますか?」
「〜〜(英単語を入れます)は・・語(その国の言語)で何と言いますか?」
「英語は話せますか?」、「YESとNO」、数字「1から100できればもっと」 (交渉に必要)

いう文章を丸暗記しておけば役に立ちます。これで少しでも言葉を覚えて話せる ようになれば楽しくなります。とりあえず、読んだり書いたりするよりも、 話したり聞いたりするほうが旅では重要になってきます。

PS:言葉ができないからと1人旅を躊躇する人は多いです。でも、日本国内を 1人で旅行できる人なら外国もできると私自身は考えています。逆に言えば、いくら外国語が堪能でも、 自分の国を1人で旅ができない人は、外国の1人旅も難しいのではないかと思います。 言葉よりも好奇心と「行くぞー」と言うパワー(勇気)が大切です。私自身このパワーがなくなって 来ていて、最近は同じ国ばかり行ってます。



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