物価について

    ひとつの国のなかでも地域によって物価が異なるのと同じように、国が変われば 当然物価も違っていて当たり前です。平均物価の高い国もあれば安い国もあります。 この差が大きい場合で、物価の高い国から安い国に来た人はよく”安い””安い”を連発します。 この逆の場合は ”高い””高い”を連発します。でもちょっと考えてみてください。 言われる国の人たちが、これらの言葉を聞いて理解すればとても不快に思うはずです。 その人個人のせいで物価が決まってる訳ではありません。その人は自分の意思とは関係なしに その国で生命を得ただけです。

    こんなことよりもそのひとつの国の中で”この店は高くてあの店は安い”とか”これは高すぎる” というような判断が旅人には必要になってきます。これによってぼったくられたり 騙されたりしなくなるようになるからです。初めて訪問する国で、単なる自分の国の 値段と比較することは簡単ですが、どうすればこのような判断ができるようになるでしょうか。
    いろいろな店に入って聞いてみるとか、だまされてみて授業料を払って経験するとか などもありますが、一番手っ取り早いのは現地のひと何人かに聞いてその平均を つかむことだと思います。ここにも現地の人との交流が必要になってきます。 簡単に書いてしまいましたが、これが簡単にできないことは自分自身よーく承知しています。 そこで私なりの物価判断のしかたを紹介します。

    今は世界中どこへ行ってもアメリカ料理(?)の代表格である ハンバーガーのお店があります。めだつマークの黄色い看板は目につきます。 (ない場合は現地のカフェのような店、あるいは日用雑貨の店) ここへ入ってハンバーガーなりコーヒーなどを注文するか、値段のチェックをします。 そしてAという品物とかBという食事が、このハンバーガーの値段の何倍するかを考えます。 そのあと自分の国でのそれぞれの倍率を考えます。この倍率を比較することによって その国での物価 基準のようなものがある程度は把握できると思います。 この国では衣料品は安いが交通費は高いとかいう具合にです。このようにして判断したあとで 同じものでも店での違いなど細かな部分を見ていくのです。結構判断できると思います。

注)ビックマック・インデックスなる言葉がありますが、これとは異なります。
スターバックスは物価の現地合わせをしていない為、参考になりません。

参考として私が恥かしながら持って帰ってきたものをお見せします。




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